ドリーム小説







いつもより、少し違う日常へ。













Dot Candy*
















・・・・・・・・やばい。

なんかしらないけど、私あのまま寝てたみたいだァァァァァァァ!!!






気が付くと、私は自分のベッドの中でぐっすり眠っていた。

すぐわきにある置時計を見てみると・・・・・


アララビックリ★

なんと時刻は、AM7:55


どうしよう!!DO★U★SI★YO★U!!

やばくね?

だって、後5分で8:00じゃん!!





「・・・・・・・・ギャ―――――!遅刻じゃん!!てか、今日から設定変わってボンボンになって、金持ちでアハハハ〜ンで・・・・・・・・」



ちょっと色々危なくないか自分?!

頭可笑しくて、時間ピンチで・・・・・・



まさに、崖っぷち★(つか、昨日の出来事全て夢オチってことないよね〜?)




じゃないじゃない。

頭をブンブンと横に振って、正常に戻す。


てゆーか、寧ろこのテンションの高さが正常だよ私の場合。






「あらあらあら〜。ちゃん、まだ寝てたの?今日から新しい学校に転入でしょ?早くしないと遅刻よ〜?」

分かってますよマイマザー!!


あぁ、でも夢オチじゃなくて良かった!!



新しい制服にバタバタと着替えて、顔洗って、身だしなみ整えて、(何故か用意してあった)鞄を持ってさぁ出発。



「あ、そうだ!!おかーさん!キャラ達は?!」

「えっと・・・修兵クンと冬獅郎クンと一護クンと一角クンと恋次クンと花太郎クンと桃ちゃんはちゃんと同じ学校に入学させたわよ」


「本当!?よっしゃァァ!ありがとうお母さん!愛してる!」

特に、弓親を入れさせなかったことが!(多分、ソレはがやったんだろうけど・・・)


ってん?

何時の間に、名前で呼ぶような仲になったんだ?

ちょっと・・・・いやかなりずるくない?



とか思いつつ、家をでてエレベーターに乗った。

本当に、ウチが超高級マンションの最上階になってらぁ・・・・


エレベーターの窓から外を眺めつつ、関心した。

だって、まさか本当に設定が変更されてるなんて、だれも思わないでしょ?





鞄から、ケータイを取り出してみてみると・・・・・・



「ヤバイじゃん。もう8:05だよ・・・・遅刻やん!」



まぁ、転校初日だし。

多めに見てもらえるだろう!

そう願いたい!





《ポーン》




という音と共にエレベーターが止まった。

やっと着いたかと思いつつ、ふとボタンの上に付いているモニターを見れば、そこはまだ24階。

(ちなみに、このマンションの最上階は35階にあります)


何でこんな所で止まる?

確か、設定上では、ここのマンションは無人のはずでしょ?(私たち家以外は)

そう首を捻っていると、先日みたホラー映画を思い出した。



・・・・・確か、アレもこんなカンジでエレベーターが止まって、ドアが開いたとたん、悪霊にそっちの世界に連れ込まれたんじゃなかったっけ?





サァァァァァと血の気が下がる。

ねぇ、ちょっと。

これ冗談抜きで怖いよ?




そうこう考えてるうちに、エレベーターのドアは静かに開いていく。





「ギャァァァ!!命をとられるのは、マジ勘弁!!てゆーか、悪霊お断りィィィィ!」

「「うおっ?!」」



頭を抑えて、目を硬くどじながら叫んだ。

すると、なんとも聞き覚えのある声が聞こえてきたではないか!



・・・・・・この 小西さんボイス&森田さんボイスは・・・・・・




一護と修兵?!(ノリは“修二と彰”でお願いします)





何ていうか、うれしいんだけど・・・・・



恥ずっ!!!










「お前・・・・・・もしかして、か?」

と修兵(&一護)がエレベーターの中に入ってきながら私に訊いてきた。

そのまま、エレベーターは扉を閉じ、一階へと下りてゆく。





あぁ、頬の69とエロボイスは健在なのね〜♡


でも、虚にやられた傷跡三本が無い・・・・・。

髪の毛も、霊術院時代のまんまだ・・・・・。

これって、やっぱどっかで時空がねじれたから?


だとしたら・・・・・・・これ以上難しく考えるの無理だ(笑)



「おい?大丈夫か?」


修兵について深く考えすぎたカモ。

ぼーっとしていた私の顔を、一護が覗き込んできた。


目の前に、美形なフェイスが・・・・っ!!



てか、当たり前だけど二人ともアニメ顔じゃない・・・・・

違和感のない、実写版ってカンジ?





だっ、大丈夫です」

あ、声裏返った・・・・・(涙)



「んで、お前 だろ?」

「はい・・・・そうですけど・・・・」



なんで、私の名前を知ってるんだろう?

まだ自己紹介してない・・・・よね?


うん。

私が夢遊病でない限り、してないはずだ。







「お前の双子の姉貴・・・・・随分と黒いんだな。」

「しかも、美人なのに恋次ラブだろ?」


上から、一護 修兵の順。

二人とも、ちょっと苦笑い気味。





「・・・・・が、何かしました?」

「・・・・・ちょっとな。」

と、一護。

あぁ、の莫迦・・・・・。



「・・・がすみません」

「いや、お前が謝る事じゃねーよ」



優しく修兵が慰めてくれる。

ありがとう・・・・。




「あ、忘れてた。俺は黒崎一護。なんか良くわからねぇけど、こっちの・・・・まぁいわゆる異世界?ってやつに来ちまったみてぇなんだ。しばらくの間、世話になるけどよろしくな」



「くそっ、一護のヤローに先越されたか・・・・。俺は檜佐木修兵だ。一護とは全く同じ境遇で、俺もしばらくの間世話になるけどよろしくな。」



はにかんで言う美少年二人。


私、ノックアウト寸前



てゆーか、貴方達がこっちに来たのは、私たち双子と母が原因です。

すみません。





・・・・・なんて、言えるか!



「えっと、です。詳しい事は、母から聞いてます(嘘)。分からない事があったら、ドンドン訊いて下さいね?えっと、よろしくお願いします。」




ちょっと、可愛い子ぶってみました★



・・・・似合わないにも、ほどがある。





《ポーン》


やっと一階に到着。


長い長い。

道のり長いよ。







「・・・・つーか、俺ら遅刻じゃねーか?」





エレベーターから出てすぐ、一護がポツリと呟いた。


修兵が、私に「敬語とか要らねぇから、普通に話せよ。あと、名前も呼び捨てでいいからな」と言った直後だった。





「「・・・・早く言えよ莫迦イチゴ!!」」

「イントネーションが違ェェェェ!!俺は、一護だっ!!」

「突っ込みどころが違うよストロベリー!!兎に角、走ろう!!」

「おう!!」

「ストロベリーとか言うな!!」





そのあと、ダッシュで学校まで走っていった。





・・・・・ちょいまて、学校の場所知らねぇぞ!!?



















その後迷って、母に電話し、財閥直属の運転手さんに助けられたことは言うまでもない。